美容鍼に関しては賛否両論あります。
効果がある、効果がない、リスクがある、血流がよくなる、セレブやモデルがやっているなど・・・
なぜ効果があるか、どこに鍼をするか が明確になっていないと意味がありません。
シワやくすみ、肌の『はり』の減少はなぜ起こるのかを知り、対応していく能力が必要となります。
なぜ『はり』がなくなるか。色々説明していきますがすこし難しいです。しかしここを理解することが
美容レベル向上には役立ちますので理解しましょう。分からなかったら直接聞いてください^^
皮膚の大部分を占める真皮のコラーゲンの弾力性の低下です。コラーゲンは老化による架橋や糖化架橋により『はり』がなくなってくると言われています。
老化、糖化架橋の話をするにはAGEs(Advanced Glycation End Products)終末糖化産物 の知識が少し必要です。
AGEsとは糖とタンパクが加熱されてできた物質と言われています。
どのようにして産生されるか。ふた通りあり
1つ目は 食べ物からの体内に取り込み です
ホットケーキや、フライドポテト、ポテトチップスなどググれば色々出てきます。
2つ目は 体内で作られる です
ここがポイントで血中にぶどう糖が過剰にある状態があれば、体内のたんぱく質と糖が結びつき
体温で熱せられて、糖化が起きます。よって糖とタンパクが熱せられてできた物質であるAGEsが産まれます。
しかし体内で糖化が起きても、すぐに糖の濃度が下がれば正常なたんぱく質に戻りますが、
ある程度の期間濃度が変わらなければ蓄積するAGEsとなり毒性のものとなります。
晩ご飯を食べた後のポテチ&ジュースですぐ寝て、朝ご飯を食べて、通勤通学中にスポーツドリンクやガムを食べ、ランチのあとデザートを食べ、合間に砂糖入りのコーヒーを飲み、運動せずに帰宅し晩御飯のあとにお菓子・・・
この様子だと糖化はガンガン進行します。肌の老化の速度も進行します。
コラーゲンの糖化は皮膚の『はり』の低下の他に、肌が黄色っぽくなる、骨の脆弱、関節の変形、筋出力の低下などを引き起こします。
多細胞生物(人、動物)が発生する過程で細胞分裂を起こします。その際に外胚葉、中胚葉、内胚葉と細胞群が分かれます。
外胚葉・・表皮、神経、感覚器、爪、髪など
中胚葉・・筋肉、筋膜、骨、真皮、結合組織、心臓、血管、リンパ菅、脾臓、腎臓、尿管、精巣、卵巣など
内胚葉・・消化管(胃とか大腸など)肺、膵臓、肝臓・・・内蔵系
糖化やAGEsは中胚葉由来の組織に特に悪い影響を及ぼすと考えています。
当院では美容はりを健康意識向上の為の入り口になればと思い、施術させていただいています。
そして技術的なこと。
鍼灸で効果が期待できるのは、一番は咀嚼筋の緩みです。
多くの方が TCH(歯牙接触癖)や食いしばり、咀嚼時のアンバランスがあります。それらに対する鍼で咀嚼筋を緩めリセットさせます。
次に眼精疲労です。眼の疲労感は顔のくすみ感を出す要素の一つになります。
あとは浮腫みです。持続効果はそれほど長くないかと思いますが、直後はシュッとします。
また侵害刺激によって起こる反応の結果、治りにくかったニキビ痕や荒れが改善しやすくなる方もいらっしゃいます。(科学的根拠は解明されていない)
しかし真に美容を求めていけば、『食』『動』(運動)が欠かせません。
『食』『動』を自己管理できるようになれば、美しく、健やかになります。
そしてその自己管理能力は間違いなく、人生の財産になるはずです。
美容鍼が美容意識・健康意識を高める出口の見える入り口になればと思い日々施術させていただいています。
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