五十肩の捉え方

知識の整理をするためのブログです。

持論も多少入りますので間違ってるやん!などあればフェイスブックからでも教えて下さい^0^

一般的に五十肩=あきらかな外傷歴がない、原因不明の肩関節周囲炎or肩関節拘縮。

え?原因は必ず存在します。

なので私が考えるには五十肩とは大まかに言えば五十歳くらいで肩が上がらなくなる現象のこと、です。

基本的には原因がありその症状として”拘縮”が起こり可動域が低下しているものと考えれます。

なので五十肩は病名でも症状でもなく現象のみを指しているという認識を持っています。

そして五十肩にはいくつかの原因があります。

1、腱板損傷(腱板断裂)

2、石灰沈着性腱板炎

3、肩峰下滑液包炎

4、関節唇損傷

5、上腕二頭筋長頭腱炎

6、変形性肩鎖関節症

7、その他

ようするに局所になんらかしらの組織の異常が起こり痛み、炎症が発生し疼痛性の運動制限あるいは拘縮が可動域の低下に繋がっているということです。

拘縮には分類があります。

皮膚性(やけどや術創)、結合組織性(皮下脂肪・筋膜・腱・靭帯など)、筋性(筋線維)神経性(痛みなど)

その拘縮を起こしている組織に対して局所的なアプローチをすることはもちろん重要です!!

局所は対処療法と言われる場合もありますが、問題のある組織にしっかりアプローチできれば早く治ることは明白です。

次に考えないといけないのは、1〜6までの障害が起こる原因です。

これがクリアにならなければ治らないです。

・外傷・肩関節複合体の機能低下・アライメント・などなど

1〜6の部位に負担がかかったから1〜6のような炎症・病変が起こるということですね。

 

五十肩で一番問題なのは伸展・内転・内旋拘縮です。一般的には外転・外旋拘縮を中心に施術・リハビリを行っておられますが、

実は内転拘縮が存在しているため肩甲骨の下方回旋起こるのです。そこでまた伸展・内転・内旋拘縮が起こった原因、起こしている原因を明らかにしていきそこに対してアプローチ・指導する。

伸展・内転・内旋拘縮(上肢自然下垂位での肩甲骨下方回旋)が起きているのに正常に外転・外旋運動、2ND外旋など出来るわけがないのです。

型にはめることはかなり危険ですが、肩関節の拘縮に対しては内転・内旋拘縮も存在するということを念頭に入れるだけで施術の幅は

広がると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

秋山鍼灸接骨院 秋山