フィギュアスケートの障害で多いのは
脛骨疲労骨折(シンスプリント) 有痛性外脛骨症候群 足関節捻挫(靭帯損傷・距骨骨軟骨損傷等) 膝蓋靭帯炎 足指の疲労骨折 腰椎分離症 しもやけ 心身症 です。
上記の病態になるまでに臀部や下肢の筋緊張過多、体幹トレーニングのしすぎによる腹直筋の緊張過多があります。
やはり下肢の疾患が多く、当然Over use(使い過ぎ)もありますが、直接的に多いのはジャンプの踏み込み時と着氷の際の knee in toe out です。
足部は回内位となり、舟状骨が落ちているアライメントです。
このアライメントによって脛骨疲労骨折、有痛性外脛骨症候群、腰椎分離症、が発生しやすくなります。
いわゆる陸トレと言われるトレーニングのジャンプ動作やスクワット、ランジの際も Knee in しているためトレーニングでも
負荷がかかってしまっている選手がたくさんいます。
技術練習の際に細かいフォームを意識するとジャンプそのものが狂う可能性があります。
よって氷上ではない場所での基本動作 歩行・ジャンプ・スクワット・ランジ・ジャンプスクワットなどから見直す必要があります。
着氷の際のKnee in toe out は足関節・膝関節が主体となって動く動きになるため下肢に負担がかかるのは容易です。
しかし股関節を使わない動作が多くなれば、回旋時に腰部に負担がかかるため腰椎疲労骨折等のリスクが上昇します。
下半身の使い方が上手くない場合はパフォーマンスだけでなく、怪我のリスクも上昇しやすいのがスポーツ障害の特徴とも言えるでしょう。
日高